わき役くろちゃんのこだわり
岩泉線 ジオラマ製作
岩泉線(いわいずみせん)は、岩手県宮古市にある茂市駅と下閉伊郡岩泉町にある岩泉駅を結ぶ東日本旅客鉄道(JR東日本)の鉄道路線(地方交通線)。
2010年7月31日に土砂崩れによる脱線事故が発生し、以来全線運休となっています。車両や土砂の撤去は同年11月に行われたものの、その後の調査により危険個所が何か所も指摘されたことや、翌年2011年3月の東北・東日本大震災により沿岸部の市町村、鉄道路線などが壊滅的な被害を受けたことにより復旧計画は暗雲に立ち込められました。
そんななか地元の観光組合、ホテル(ホテル龍泉洞愛山はこちら)が復旧を願う意味で岩泉線全線を可能な限りNゲージで再現しようといった取り組みが行われました。
2012年2月より鉄道模型の樹木・人形・街灯専門店わき役黒ちゃんが樹木模型、LED街灯・電飾関係を全面的に協力することになりました。ホテルのロビーを半周する計画で、長さおよそ230mの巨大なレイアウトになり、東北はもとより日本最大級のレイアウトになる予定です。
(12年3月30日JR東日本は岩泉線復旧の断念を発表 後世に残るジオラマになるよう全力で協力する予定です。)
3月3~5日
岩泉町はまだ春には少し早い様子でした。
初めての現地入りと言うこともあり、期待と不安がありました。
すでにホームと駅舎が完成しているとのことでしたので直ぐに照明を施しました。
こちらは当店で販売しているテープ式のLED電球色を利用しました(模型用テープLEDはコチラ)。 ホテルのロビーに設置しているため真っ暗になることはほとんどないのですが、ちょっと真っ暗にしてみました。
見切り発車なところも多く、建物の数も少しアバウトでしたので、準備ができず、まずはボード上で電飾配線を組み立てて、長さなどを調べています。 恥ずかしながら配線がぐちゃぐちゃです。(汗
次回に直す予定です・・・。 それにしてもぐちゃぐちゃ。
駅前には二股式の街灯があるので、そちらも再現。 この街灯も少しバランスが悪いので次回新しいタイプを設置する予定です。
なんとなく岩泉駅、駅前は完成しましたがまだまだ、手直しが必要です。 今回は「次回の手直し」が多く、正直納得行っているかと言うとまだまだ物足りなさが残るモノでした。
言い訳:岩泉入りする数週間前に参加してほしいと言われたので・・・。間に合いませんでした
にもかかわらずにちゃっかり宣伝
こちらはEL発光パネルを利用しました。光る看板としてわき役黒ちゃんでも今後発売予定です!
5月25~27日
2回目の岩泉入り。
駅前の二股式の街灯をディテールの高いタイプに変更。
バランスも良くLEDなのでかなりいい具合に設置できました。 こちらの商品は現在改良中です! 奥にはなにやら工事車両が出入りしているようですね~
岩泉町は首都圏では決して味わえないほど豊かな大自然! それを再現するとなると・・・考えただけで・・・。 しかも・・・ なんと樹木はライケンなどでごまかすのではなく一本一本樹木模型を植えることになりました!!
また町内を流れる川沿いには行燈があるのですが、こちらはガス灯風の街灯を応用しました。(まだ建設中で点灯しません)
ホテルの入り口ロビーにありますので、行きかう人も興味を持っていただいています。日帰り入浴もやっているので、 地元の方も出入りしており「うちはどこだろう?」と確認している方もいらっしゃいました。 今後は土地の販売などもできればと考えています。
また、恥ずかしながら岩泉線のことを知らなかったので、各駅の様子を見に行きました。もちろんあの有名な押角駅にも!!
7月27~29日
残念ながら私は別件で行けないのが非常に残念です。
ホテルのブログなどで更新しているようですので、是非そちらもチェックしてみてください(ホテル公式ブログはコチラ)
10月26~30日
岩手はすっかり紅葉モード! 3回目の岩泉入りです!
自動運転開始!!
つ、ついにこいつの出番 <5563>TCS自動運転ユニットNのおでましです!! って本体の写真を撮るのを忘れておりました(ToT)
距離は数メートル 一駅分なので驚きはしないのですが、お客様からしてみれば「おおーー」の連続ですよ。 こっちもつい調子に乗って、こちらに「二升石、浅内駅と続きます」なんて解説してみたり(^o^)y
先日JAMに行った時に、一部の出展者がハロゲンライトを使ってレイアウトを照らしていたのを参考に撮影してみました。夕焼けっぽく映っているでしょうか・・・。
お気に入りの一枚です。
5月末の時点では岩泉駅周辺はできていましたが、残りはケガキでした。
そして今回、ココまで完成!!
手前のレイアウトボード こちらもトミックスのレイアウトボードですが大抵の場合、ご家庭でレイアウトを作るならば楕円形のエンドレスだと思います。しかし岩泉線のジオラマは違う!! 非エンドレスでしかもほとんどが樹木!!
その数およそざっと400本・・・。 しかも左側若干のスペースがありますがこちらにはトンネルが乗るのでさらに樹木ばかり・・・。
こんなに大胆に、贅沢に樹木だけって・・・。
岩手県、岩泉町の自然を現した今までとは違うレイアウトになるんです!
11月18日~21日
岩泉入りしました!
岩泉の象徴的な存在のウレイラ山の製作にかかります。
山の大まかな形をスタイロフォームをサンドイッチしていきました。
11月ですでに寒いのにもかかわらず・・・。 石膏やアクリルを使うので外で作業・・・ 非常に寒かったです(ToT)
サンドイッチしたスタイロフォームに石膏を流します。
鉄道模型とりわけNゲージのレイアウト製作に関する入門ガイドブックなどではKATOのプラスタークロスを使います。 プラスタークロスも石膏のついた布ですので、要領は同じです。プラスタークロスを使うとでこぼことした表現も楽しむことができます。
ただ、今回の場合はスケールも大きいことや、フォーリッジやシーナリーなどの材料を極力使わないで山の製作を行っているので、ぎっしりと樹木模型を植林していけば山肌は見えなくなるので、大胆に石膏を流していきます。
ここで痛恨のミス!?
石膏の量が大幅に足りなかった!!まさかの分割方式で、山頂付近8~10合目までと1~8合目までの2パーツに分けて制作することになりました!
最後にアクリルスプレー、カラーパウダーなどを掛ければとりあえず完成です!
濃い部分、薄い部分など塗料を使い分けて立体感を出していきます。
それと・・・
ジオラマ展示台にアクリルパネルが入りました!
博物館のような、凄いスケールのジオラマレイアウトができそうです・・・ つづく